日が落ちるのがすっかり早くなり、教室に来る生徒たちの服装も冬仕様になってきました。 みなさん、風邪などひいていませんか?
さて、今の時期、中学校の状況は学年によって全く違いますね。
「重要なテストが終わってホッとしている中3生」 「これからテスト本番を迎える中1・2年生」
教室の空気も、安堵と緊張が入り混じっています。 今日は、それぞれの学年の生徒のみなさん、そして毎日お子様を支えている保護者の皆様へメッセージを送りたいと思います。
◆ テストが終わった中3生へ:「一息ついても、エンジンは切らない」
後期中間テスト、本当にお疲れ様でした! 進路に関わる非常に重要なテスト、プレッシャーも大きかったと思います。まずは、そこを乗り越えた自分を褒めてあげてください。
「終わったー!遊びまくるぞー!」 と言いたいところですが……正直なところ、少し不安も残っていませんか?
テストが終わった直後のこの時期は、気が緩んでしまう「中だるみ」と、入試が近づく「焦り」が同時にやってくる不思議な時期です。
今の正解は、「少し休んで、すぐに再始動」です。 完全にエンジンを切ってしまうと、冬休み明けに再始動するのが本当に大変になります。
・学校の宿題だけは完璧にやる
・毎日30分だけは単語を見る アイドリング状態でもいいので、勉強の習慣はキープしておきましょう。それが「合格」への体力になります。
◆ これからテストの中1・2年生へ:「先輩の雰囲気につられないで!」
さて、これからテストを迎える1・2年生のみなさん。 もしかすると、テストが終わった部活の先輩たちの楽しそうな雰囲気を見て、 「いいなぁ、僕も(私も)休みたいなぁ」 なんて思っていませんか?
その気持ち、痛いほどわかります。 でも、今回のテストは、後期のここままでの総まとめとなる大事なテストです。特に数学や英語は、難易度がグッと上がっているはずです。
「やる気が出ない」のは、やらないから。 脳科学的にも、「やる気」は動き出してから後からついてくるものだと言われています。
「とりあえず、教科書を机に出す」 まずはこれだけでOKです。スマホを置いて、机に向かう。その「小さな一歩」が、結果を大きく変えます。今ここで頑張れば、冬休みは晴れ晴れとした気持ちで迎えられますよ!
◆ 保護者の皆様へ:「見守る」という一番難しいサポート
日々の送迎、そして体調管理など、本当にお疲れ様です。 この時期、お子さまの様子を見ていて、イライラしたり心配になったりすることはありませんか?
・テストが終わってダラダラしている中3のお子さまを見て「受験生としての自覚はあるの?」と言いたくなったり。
・テスト前なのにスマホばかり見ている中1・2のお子様を見て「勉強しなさい!」と怒鳴りたくなったり。
そのモヤモヤ、保護者様なら当然の感情です。
ただ、子供たちも学校や塾で気を張り詰め、彼らなりに戦っています。家に帰ってきた時くらいは、少し鎧を脱ぎたいのかもしれません。
この時期、家庭でできる一番のサポートは、「温かい食事(空間)と、体調管理」です。 「勉強しなさい」という言葉をグッと飲み込んで、 「寒くなってきたから、温かいココアでも飲む?」 そんな声かけが、実はお子様の張り詰めた糸をほぐし、結果的に机に向かうエネルギーになることがあります。
最後に
どうしても家で集中できない時、気持ちが切り替わらない時は、ぜひ自習室を活用してください。 周りで頑張っている仲間がいれば、自然とスイッチが入ります。
中3生は入試に向けての土台固め、中1・2年生はテスト対策、それぞれの目標に向かって一緒に頑張りましょう。 先生たちは、いつでも皆さんの味方です。不安なことがあれば、いつでも相談してくださいね。
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